ご近所づきあいは事務的に

「ご近所づきあい」が苦手と感じたら

外で働いている人の場合、朝早くに家を出て夜に帰宅するというサイクルの人が多いので比較的ご近所の方と顔を合わすことはありません。
会う機会となると、ゴミ出しや回覧板を持っていく時くらいではないでしょうか。

しかし子育てに専念するためなどの理由で外で働くことを止めた時、家にいる時間も多くなりご近所の方と顔を合わせる機会も増えます。
そうなると、「以前は挨拶するだけだっから、ご近所さんとの付き合い方が分からない」と考える方も多いと思います。
では、当たり障りのないお付き合いはどのようにしていけばよいでしょうか。

まず、ご近所付き合いが苦手と言ってあまり避けてばかりだと、感じの悪い人だと思われてしまいます。
かと言って深く付き合うつもりはないし、「自分の家庭に踏み込まれたくない」とも考えてしまうと、どんな風にお付き合いをしていったら良いか分からなくなってしまいます。

上手くお付き合いをしていくコツは、「集会には積極的に参加する」「挨拶はきちんと笑顔でする」といった事を心掛ける点にあります。
事務的に考えると楽になりますし、笑顔を心がけていれば印象も良くなるでしょう。

自分にとってメリットだと思ったイベントだけ参加する

自治会や町内会の会議、イベントなどには進んで参加をしましょう。
町内の問題や報告などを知ることが出来ますし、消防訓練等はもしもの時に役に立つ経験となります。

一方、個人的に集まる食事会等では、お酒や食事が進むとどうしても話が深まって聞かなくても良い情報を耳にしてしまいがちです。
親しくなりたいと思っているのなら参加をしても良いのですが、そうではない場合はきっぱりと断りましょう。

断り方も直接的だと角が立つので、「都合が悪くて」とやんわりと且つはっきりと断るのがおすすめです。
「○○の用事があって」や「その日は実家の母が~」と具体的な理由を並べていれば、相手からの心象が悪くなることもそうないでしょう。

ただ、何度も断っていくうちに断る理由がなくなったり、「だったらいつなら大丈夫?」と聞かれてしまうかもしれないので、理由をつけて断る場合は注意が必要です。

知られたくないと思うプライベートなことは話さない

不必要な私生活面の話は極力避けましょう。
人それぞれ話の捉え方は違いますし、年齢もバラバラで社会観や価値観は同じではありません。

良いことだと思って話したことでも、悪い噂として拡まってしまうかもしれません。
話したくないプライベートな事は、突っ込んだ話をされたり色々聞かれたりしても適当に返事をして受け流してしまいましょう。

もし、話を切り上げることができなかった時でも、「○○さんはどんな事されているんですか?」と逆に質問してみると話の流れが変わります。
退散したいときは適当なところで「○○するのを忘れてた!」と言って、その場をさっと離れるのがおすすめです。