吸引力に関して
掃除機で重要な部分と言えば、やはり吸引力でしょう。
この吸引力を表わすのは2つの数値があり、これによってどれぐらい性能の良い掃除機かがわかります。
・吸引仕事率
これはWで表示され、この数値が大きいと、空気をより吸い込むということになり、吸引力があります。
掃除機が空気を吸い込む量、そして物や空気を吸い込む量の2つを計測し、決定されます。
日本のメーカーの仕様に記載されていることも多いので、吸引力の目安となります。
・集塵率
こちらは%で表わし、この数値が大きいとゴミを吸い込む力が大きいです。
これも実際にゴミのサンプルを床に置いて、どれぐらい吸い込むか計測し、数値を決定します。
この数値は、掃除機にクリーナーヘッドを装着し計測するので、より実際に使うときに近い数値が出ます。
掃除機の集塵方式
・サイクロン式
吸引力が高くなりやすい方式であり、ゴミはダストボックスに集められます。
紙パックは使わずに済みますが、ダストボックスを掃除しないと汚れが溜まります。
また機種によっては音がうるさく、騒音になる場合もあります。
ダストボックスに溜まったゴミを捨てる場合は、埃が舞い散り、衛生的ではありません。
・紙パック式
掃除機に紙パックを装着し使います。
紙パックに吸い込んだゴミは集まり、紙パックがいっぱいになったら、そのまま捨てればよく、あまり埃は舞い散りません。
掃除機本体のメンテナンスが楽ですが、紙パックがいっぱいになると吸引力が落ち、廃棄からゴミの臭いが出ます。
掃除機の形
・キャニスタータイプ
もっともオーソドックスな、本体にホースが付いた形の掃除機です。
どの形の掃除機よりも吸引力が高く、メインに使用する方が多いです。
その反面コードがあり掃除しにくく、収納場所も広く確保しないとなりません。
しかし、コードをコンセントに接続すれば、時間を気にせずいつでも使うことができます。
・スティックタイプ
スティック状になった、一体型の掃除機です。
収納スペースが少なくて済み、縦置きも可能で、コンパクトに置いておけます。
コードレスタイプであれば、コードを気にせずにどこでも掃除ができます。
ただコードレスタイプだと、バッテリー残量を気にしないとなりません。
また、ダストボックスタイプがほとんどですが、一部のメーカーから紙パックタイプも出ています。
・ハンディタイプ
小型の掃除機であり、片手で簡単に扱え、少し気になった場所をさっと掃除するのに役立ちます。
・ロボットタイプ
部屋に置いて放置しておけば、勝手に掃除してくれるので、楽です。
バッテリーで動きますが、コンセント場所に自動で移動し充電するので、バッテリー残量を気にする必要はないです。
使う場合は、ロボットが移動できるように、床を整理しないとなりません。
また、カーペットやゴミの種類によっては、綺麗に掃除できない場合もあります。