自分でできるレンジフードの掃除方法

「シロッコファン」と「プロペラファン」

お部屋の掃除の中でも厄介なのが、キッチンの「レンジフード」ではないでしょうか。
調理時に湯気と共に立ち上がる油分がホコリなどに付着して、ベタベタの簡単には取れない頑固な汚れになります。

定期的に掃除をしたいけれど、そうキレイにはなりません。
プロに頼むのも良いけれど、お値段が張るので主婦としては考えてしまいます。

でも、実は自分でキレイにできる方法があるんです。
今回はそんなお掃除方法をご紹介します。

まず押さえておきたいこととして、レンジフードには「シロッコファン」と「プロペラファン」という二つのタイプがあります。
シロッコファンは細長い板状の羽根が筒状に付いていて、ファンを回転させると空気を吸い込みダクトを通じて屋外に排出してくれる換気扇です。
屋外に隣接していなくても取り付けることができるため、最近では主流になっています。

プロペラファンはプロペラ状のファンを回転させて屋外に空気を排出させますが、屋外に面している壁でないと取り付けることが出来ません。
この2つは、それぞれ掃除の方法が若干違います。

シロッコファンタイプのお掃除方法

シロッコファンは特殊コーティングをしているものがあり、その場合は台所の中性洗剤で十分キレイになります。
コーティングされていないファンの場合は、重曹+セスキ炭酸ソーダ沸騰水を作り、それを使用しましょう。

特殊コーティングされているファンには、コーティングが剥がれてしまうので重曹+セスキ炭酸ソーダ沸騰水はおすすめしません。

掃除方法は、まずレンジ周りに汚れ防止のための新聞紙などを敷いておきます。
機種によって取り外し方法は違うので、説明書等を参考にしてレンジフードを取り外してください。

すっぽり入る大きさのバケツか大きなビニール袋に部品を入れて、続けて作っておいた重曹+セスキ炭酸ソーダ沸騰水を入れて2~3時間漬け置きします。
漬けている間に、本体部分を中性洗剤や油汚れ専用の洗剤液につけた雑巾等で丁寧に拭き取ります。
この際、2度拭きを忘れずに行うことが重要です。

時間が経ったら、漬けていた部品を軽くこすりキレイにします。
後は水で洗い流しておしまいです。

プロペラタイプのお掃除方法

プロペラタイプのファンも説明書通りに外しますが、同じように汚れがかからないように新聞紙を周りに敷いておきます。

シロッコタイプと違って、手や指が届かない部分があります。
その部分が洗剤に漬け置きしても落ちない場合は、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーでピッタリと覆っておきましょう。
その上にラップで密封すればなお良しです。

汚れがキレイに落ちたら、十分に洗い流し水気がなくなったら取り付けます。

洗剤は、レンジ専用のものがたくさん市販されています。
どれもよく汚れを落としてくれるので、手作りが面倒なら市販のものもオススメです。