効率的に痩せる運動法「HIIT」とは?
HIITはヒートまたはヒットと呼ばれており、負荷の強い運動と休憩を交互に行うトレーニングのことです。
運動と休憩を交互に繰り返すことで、短時間の運動でありながら効果的に心肺機能を向上させ、脂肪燃焼効果を促すことができます。
多忙な現代人にとって、効率的にダイエットや健康維持が図れる運動法として注目を集めています。
驚きのダイエット効果!HIITのメリットとは?
HIITで得られる効果やメリットには、まず優れた脂肪燃焼効果が挙げられます。
数十秒間のハードな運動と短い休憩と交互に繰り返すため、筋肉中の糖が消費されやすくなり、通常のトレーニングに比べて高い脂肪燃焼効果が得られると期待されています。
2つ目のメリットは筋トレ効果で、無酸素運動を繰り返すHIITは筋トレを行いながら脂肪を燃焼するため、筋肉量を落とさずに余分な脂肪だけを消費できる特徴があるのです。
3つ目のメリットはアフターバーン効果で、アフターバーンとは、運動を終えた後もカロリーの消費が継続する状態をいいます。
負荷の高い運動を行うと、ダメージを修復させようと多くのエネルギーを必要とします。
そのため運動後もアフターバーン効果が続き、ダイエット効果が高くなるのです。
4つ目のメリットは心肺機能の強化で、HIITでは負荷の高い運動を行うため、体は多くの酸素を求めます。
肺が活発に活動し、心拍数が上がるので心臓の働きも活発化されます。
HIITを習慣的に行うことで心肺機能が強化され、体力や持久力の向上が期待できるのです。
5つ目のメリットは時間を節約できることです。
有酸素運動で効果を上げるためには20~30分行う必要があるといわれており、ウォームアップやクールダウンも必要ですから、1時間程度かけて運動をするのが一般的です。
しかしHIITでは1つのトレーニングが4~5分と短時間で完了しますし、特別な道具や設備も不要です。
空き時間を利用して自宅で行えるので、忙しくても習慣化しやすいのもメリットです。
HIITの効果的なトレーニング方法
HIITトレーニングは、20秒間の無酸素運動を行った後に10秒間休むことを繰り返します。
一般的には4種類の無酸素運動を1セットとして、2セット行うのが基本で、1回のトレーニングは5分程度です。
例えば20秒間のスクワットをした後に10秒間休み、20秒間の腕立て伏せの後に10秒休みます。
その後、腹筋を20秒間続けて10秒間休む、20秒間のもも上げを行った後に10秒休むといった具合です。
注意点として、HIITは負荷の高い運動を行うので、体への負担が大きくなることが挙げられます。
このため、必ずウォーミングアップとクールダウンを行い、運動に慣れていない場合は無理をせず、徐々に体を慣らしていくことが重要です。
また、自己流ではなく正しいフォームで行うことも大切で、慣れるまでは専門家の指導を受けながら行うのも良いでしょう。