相撲の動きはダイエットに役立つ
力士が稽古のときに柱を叩くテッポウや、土俵入りのときに柏手を打つ動作は、背中や二の腕に効果的があります。
上半身を引き締める効果があり、ウエストのシェイプアップにも繋がります。
凝ってしまった肩胛骨周辺をほぐし、上半身も鍛えてくれます。
しかもこの相撲の動きは、ジムに通うなどしなくても家の中で行なうことができ、道具も必要なく場所も取らないので、いつでも手軽に行えます。
テッポウの動き
1、両手を前に出す
立ったままの状態で、肩の力は抜いて、腕を下ろし、そのまま肘を曲げて腕を前に出します。
足は膝を軽く曲げて、肩幅程度に開き、つま先をやや外側に向けます。
2、右腕を左に伸ばす
肩胛骨から動かすようなイメージを意識して、右腕を左に伸ばします。
指先には力を入れず、腕を伸ばし、上半身も腕の方に向けます。
3、右腕をひねり元の位置に戻す
右腕を伸ばした状態から、肘を上げてひねった状態にして戻します。
手の甲が顔の前を通り、1の状態に腕が戻り、肩胛骨を大きく回すようにしましょう。
右腕が終わったら左腕も行い、左右で1セットとして3セット行ないます。
背中に力を入れたり、腕をひねらずに戻すのは良くなく、慣れない間は動作をゆっくりと行い、腕や筋肉の動きを意識して行ないましょう。
このテッポウの動きは、横になった状態でも行えます。
仰向けになって行なうと余計な力が入らず、初心者の方が、動作を覚えやすいです。
パソコンなどの作業で疲れたときなどにも、この動作を行なうとリフレッシュできます
土俵入りの動き
1、脚を広げて両腕を上げる
立った状態で脚は肩幅より少し広く開き、膝をやや曲げて、つま先は少し外側を向けます。
背筋を伸ばして、両腕をそのまま上に上げて、耳に付かない程度に両腕を上げます。
2、両手を広げる
左右の手のひらは前に向けて、息を吸い込み両腕を下げ、肩の位置まで下げて広げます。
両腕を肩胛骨から広げることを意識し、力を抜いて自然に下ろします。
3、両腕を前に持っていき手のひらを合わせる
息を吐きながら両腕を前にもっていき、手のひらを合わせてぱちんと音がするぐらい、勢いよく合わせます。
手のひらを合わせたときは、かるく手のひらをこするようにします。
4、手のひらを上に向けて、両手を左右に広げる
合わせた手のひらを離して上に向け、水をすくい取るようなポーズにして、そのまま息を吸いながら、腕を左右に広げていき、肩よりもやや上に持っていきます。
5、両手を下ろす
最後に、息を吐きながら肩胛骨の力を抜くようにして、腕をゆっくり下げます。
この一連の動きを1セットとして、3セット行ないましょう。
テッポウの動きにしても、土俵入りの動きにしても、肩胛骨の周りを意識して動かすようにして行なうと、効果的に行えます。