重曹とクエン酸
洗剤を使わずに洗う方法としては、重曹とクエン酸があります。
どちらも食品に使われる成分であり、口に入れても安全であり、手についても手荒れの心配もないので、お肌が弱い人にもおすすめです。
重曹はそのままスポンジに付けて洗えば研磨剤として使うことができ、茶渋を落とせます。
弱アルカリ性の素材なので、酸性の油汚れに効果があり、コンロや換気扇などに付いた頑固な油汚れを落とせます。
水に溶かしてスプレーしてスポンジなどでこすっても良いですが、それでも落ちない場合は、重曹に水を少し含ませてペースト状にして、頑固な部分に貼り付け、少し放置してから洗います。
クエン酸は酸性の素材であり、アルカリ性の水垢や石けんカスを落とせます。
蛇口や鏡に付いた水垢は、クエン酸を水に溶かしてふりかけて、スポンジなどで洗います。
頑固な水垢には、キッチンペーパーなどにクエン酸水を含ませて、頑固な部分に貼り付けて、少し放置してから洗いましょう。
ちなみに、クエン酸の代わりにお酢も同じように使えますが、お酢は臭いがあるので、気になる方はクエン酸を使った方が良いです。
アルミ鍋の黒ずみには水を入れてクエン酸を溶かして沸かすと落とすことができ、キッチンの排水口のヌメリには、重曹をふりかけ、その後クエン酸をふりかけて洗うと効果的です。
小麦粉
小麦粉は、油を吸収し、フライパンや換気扇の油汚れの掃除に使えます。
油汚れの気になる部分に小麦粉を振りかけ、3時間ほど放置すると、小麦粉が油を吸い取って洗いやすくしてくれます。
ふりかけるのが難しい場所には、お酢や水と混ぜて、ペースト状にして貼り付けると良いです。
ただそのまま使うにはもったいないので、賞味期限切れになったような小麦粉を選ぶのがおすすめです。
そして小麦粉を使うときは、火気があると粉塵爆発のおそれがあり、火の無い場所で使うようにしましょう。
出来れば換気扇なのであれば、取り外して、コンロから離れた場所で作業を行なうべきです。
マイクロファイバークロス
極細の繊維を使ったクロスであり、埃などをキャッチし、テーブルなどを傷つけずに掃除できます。
タオルで拭くよりも、テーブルなどを傷つける心配がなく、1枚だけでなく数枚買っておくと良いです。
吸水性も良いので、タオルなどよりも汚れを拭き取りやすいです。
洗剤を使わずに汚れを落とせるものとして、マイクロファイバークロスに似た性質のメラミンスポンジがあります。
これも目の細かいスポンジになっており、洗剤なしで汚れを落とせます。
マイクロファイバークロスは、食器では使いにくいですが、メラミンスポンジなら食器洗いにも使えます。
その他にも、冷蔵庫の中や、炊飯器の蓋など、色々な部分で活躍します。
洗浄効果を高めるならば、クエン酸などと一緒に使うと効果があります。